№108 つくし
2009年 04月 01日
畑の畔・鉄道の斜面・川の土手。今でも本気で探せば有るのだろうが、昔のように至る所で見かけると言うことは無くなった。
つくしの季節には子ども達は良くつくしを採っていた。おかずにすると言うより、遊びの一つとしてつくし採りを楽しんでいた。
本気で採れば幾らでも取れたが、あまりたくさん採ると後の処理が大変である。頭を取るのは簡単であるが、袴を取るのは面倒くさい。一本一本丁寧に取るのは大変であった。袴にはあくがあるのか、指先が黒くなる。
つくしは甘辛く煮たり、卵とじにして食べていたように思う。たくさんあるつくしも煮ると驚くほど量が少なくなる。
つくしのおかずは美味しかったが、処理をするのが面倒なのと、たくさん採らないと食べるほど無いので、いつも採っていたと言うわけでもない。
スーパーでつくしを売っていることがあって、買う人があるのだろうかとビックリしたことがあった。