№14 宮島競艇
2008年 12月 26日

宮島競艇場は阿品に隣接した宮島口にある施設であるが、開催日には阿品にもボートのエンジンの騒音がなり響く。
この施設は昭和29年11月1日に初開催が行われている。入場者の多い時代は、広電・国鉄とも大混雑する時もあった。
中にはお金を使い果たし、帰りの運賃も無く広島方面まで歩いて帰る人もあり、阿品の国道をトボトボと歩く姿も見受けられた。
当初、地御前村・宮島町・大野町で共同開催する計画もあったが、地御前村は賭博のお金で村の財政が潤っても、青少年に悪影響を与えると脱退し大竹市が参加した。
昭和29年6月25日 競艇場設置に反対する、地御前村教育委員会の意見書。
教育全般に渡って思わしくない影響を及ぼすものと憂慮する。
1 村民の浮薄的気分を醸成し、家庭の生活に円満を欠く恐れがある。
2 特に青少年不良化の誘因である。
3 児童・生徒の教育的見地から、思わしくない環境をつくることとなる。
4 一旦設置すれば永久に賭博的施設として、村内の風紀を甚だしく乱す恐れがある。
5 その他教育行政上、種々の弊害を有する。
この競艇場は宮島町の主体といいながら、事実上本村内に設置するも同様であって、これに反対することは村民全体の与論である。
今は入場者も激減しているらしいが、競艇のお陰で宮島町・大野町・大竹市は財政が潤ったものである。
by hirosan_kimura | 2008-12-26 03:54 | 娯楽 | Comments(0)