№2 「遊園地 広島ナタリー」
2008年 12月 14日
現在、阿品三丁目のふじグラン・マンションのある場所に,昭和49年4月23日に当時西日本一と言われた「広島ナタリー」がオープンした。総工費は128億円、敷地面積は77,00㎡。
ナタリー号という帆船が置かれたプールを中心に、当時は高さ65㍍で東洋一を誇る観覧車・ジェットコースター・その他遊園地の基本的施設が整備されていた。
当時はJR阿品駅・広電阿品駅も無く、自家用車以外の来園者は今の広電阿品東駅を利用し、休日等は海岸沿いを列をなして歩いて遊園地まで行っていた。
その後、巨大迷路・ループザループ・冬季にはスケートリンク等も整備されたが、入園料・園内の施設使用料も高く、平成に入り「スペースワールド」「呉ポートピア」などの競合施設の登場もあり、徐々に入園客も減少し年間の赤字も数億円に達するようになった。
施設も老朽化しその補修には数十億円を必要とされ、資金的に対応しきれなくなった。こうして開設以来、近郊の子どものみでなく大人にも夢と思い出を残し、平成8年3月31日に20余年の幕を閉じたのである。
この間912万人が利用したが、跡地利用として宿泊施設を備えた保養施設の計画もあったが実現せず、大型商業施設とマンションに生まれ変わったのである。
by hirosan_kimura | 2008-12-14 10:53 | 娯楽 | Comments(7)
近日中にご挨拶のお伺いします。浅弘哲夫