昨年11月30日を最後にブログを新規に投稿していない。このため閲覧者も僅かで日々20名にも足らない。何か新しいネタは無いかと思案していて、先月24日に大野東市民センターであった「宮島線100周年」の講演を思いついた。興味深い話ばかりであったが、その中の一つに地御前と阿品東電停の間にあった「地御前海岸停留所」のはなしがあった。
今では知る人も少なくなったが夏季限定で地御前神社の前に、海水浴客のための停留所が設けられていた。停留所と言ってもホームがあるのみで他の設備は無かったように思う。この停留所がいつ設けられていつ廃止されたかは分からないが、昭和30年代の終わりか40年代の初め頃廃止されたのではなかろうか。
今では地御前神社の前の海岸が海水浴場であったとは知らない人の方が多いいのではないだろうか。夏休みになると山間部の学校の子どもたちが、臨海学校で地御前小学校の教室を良く利用していた。広島方面からはたくさんの家族連れで地御前海岸に広電宮島線を使って訪れて、臨時の「地御前海岸停留所」をりようしていた。
この写真は写された日付が分からないが、神社の前の広電宮島線や国道が開通していないので昭和6年以前90年以前に撮影されたものである。 この写真も写された日時は不明であるが、昭和40年代ではないかと推測される。右の鉄道会館は廃止され国道と砂浜の間には高い堤防が設けられ昔の面影は無い。
阿品とは関係ないし季節外れの話題であるが掲載してみた。