№736 阿品あれこれ
2016年 02月 10日
JR阿品駅は平成元年に開業し26年経過した。ホームの屋根は橋上駅舎の下部分しか無く、8両編成で有れば屋根の有る部分は極一部で、大半は屋根の無いホームで列車を待つこととなる。
阿品駅のすぐ隣の「宮内串戸駅」は阿品駅より一年早く開業している。この駅も当初はホームの屋根は極一部しかなかった。乗降客よりは開業後間もなくホーム屋根延長の要望が出され、早いうちにホーム上に屋根の延長工事がされている。
このたび阿品駅でもやっとホーム上の屋根の延長工事が始まった。阿品駅より一年早いだけの宮内串戸駅にはとっくの昔に屋根が延長され、阿品駅ではやっと工事が開始された年数の差は乗降客数の差によるものであろう。宮内串戸駅は阿品の二倍の乗降客数であるらしい。
屋根の延長工事は乗降客への安全配慮が一番なのであろう。線路敷の法面と並行して走る狭い市道を半分交通止めにして工事用の敷地を確保して進められている。
長年不自由を余儀なくされた乗降客も、三月の終りには雨の日も安心して列車を待つこととなる。
阿品市民センターは昭和56年3月に開館して早いもので35年になる。少し前までは公民館の名称であったが今では市民センターと称している。我々には市民センターと呼称するより公民館の方が親しみがある。以前は特別用事がなくてもふらっと寄って職員と世間話などをするのが日常茶飯事であったが、今ではそのようなこともなく久しく公民館に行っていない。
建設当時は三階建の建物にエレベーターという発想もなかったが、高齢化が進んだりバリアフリーの信念も浸透し、やっと阿品市民センターにもエレベーターの設置が進んでいる。
この工事は平成27年6月19日に着工され翌3月25日完成と工期が長すぎる気もするが、エレベーターの新設にあたり既存のトイレやその他の改修も必要とするのだろうが、内部でどのような工事がされているのか外からはうかがい知れない。
いずれにしてもエレベーターの完成後は、高齢者に限らず全ての人たちに使いやすい施設になるであろう。
少し前までは家を新築する際は必ず地鎮祭を執り行い、神主さんに清め払ってもらうのが当たり前であった。建売住宅で地鎮祭が行われないのは仕方ないにしても、注文住宅でも地鎮祭を行わないのが当たり前になってしまった。
他の地域では高齢化が進み子どもの数が減り、小学校の統廃合も珍しくない。新築された住宅は比較的若い人の居住者が多く、子どもも増えて幸いなことである。