№715 阿品新開の写真
2015年 07月 03日
国道沿いには細長く調整池が広がり、青年団がぼらなどを放流し魚の養殖なども行われていた。この地域については今までこのブログ№377・№441・№460などで紹介してきたが、残念ながら鮮明な写真が見つからなかった。たまたま地御前の方が発行された地御前の歴史の冊子に、この地域の写真が掲載されていたが写真が小さいうえに他より複写したもので残念ながら鮮明とは言えない。
この冊子は130頁余で写真も数多く使用され特に移民関係の資料が詳しく紹介されている。この方は平成20年に地御前の史跡巡りに参加され、地御前に生れ育ちながら地御前のことを余りにも知らなかったこと、史跡巡りでは地御前以外に住んでおられる方が詳しい説明をしておられることに奮起して、地御前の歴史を勉強され5年の歳月をかけて一冊の本に纏められたそうである。
折角の資料であるが広く多くの人に公表されないようであるが勿体ないことである。
上の写真は、池洲(調整池)の水を抜いて養殖した魚を、青年団の人が捕獲をしている。捕獲した魚は売られ青年団の活動資金にしたそうである。
池の左上に広がるのは畑で、畑の間と間は池のようになっておりいつも水が溜まっていた。子どもの頃にはこの池のような所で鮒をを釣ったり亀を捕まえたりしていた。水際には蒲が沢山生えており蒲の穂が実る頃にはこの穂でチャンバラごっこなどをして遊んだものである。国道側は畑が広がり、JR線路沿いには田圃が広がっていたような記憶が有る。
上部右端はNAさん宅の藁屋根の家が見える。左端はNIさんの家で中央に見える家は比較的新しい家である。の写真が撮影されたのは昭和の初期らしいが、冊子の発行者の方に確認しても何かから複写したとのことである。どこかにこの写真の原本があるのであろうが、鮮明な写真を目にしたいものである。
by hirosan_kimura | 2015-07-03 11:28 | 阿品 | Comments(2)
この写真集に阿品地区の写真が載っているかと思います。
この本は9990円で少々値が張りますが。
夢タウンの紀伊国屋書店で受け付けています。
小生は注文済みです。