№687 懐かしい阿品の谷
2015年 02月 07日
阿品の昔を知らない人が見れば、この写真は何処の風景かと思うかも知れない。
この写真は昭和38年(今から52年前)にJRトンネル付近から撮影した、阿品二丁目の谷の風景である。今では住宅に埋め尽くされているが、当時の阿品では山際に農家が散在しその他は大半が田畑であった。中央の田畑の中には3軒の民家が有るのみである。
中央奥の山は阿品台ニュータウン造成の為、山が削られ谷が埋められ住宅が立ち並び、風景は一変している。左側の山はふじタウン開発の為、今では大きく変容している。
中央を奥に伸びている道路が阿品の谷の主要道路であるが、位置は殆ど変っていないが拡幅され舗装されている。
左端中央の田んぼの中に一軒家があるが、今ではその家のすぐ前に「佐伯中央農協阿品支店」が建てられている。
比較の為、この写真と同じアングルで撮影しようとJRトンネル付近の山に登ってみたが、何十年も人が入らない山は荒れ果て木々が生い茂り、残念ながら同じ構図の現在の写真を撮影できなかった。
この写真とほぼ同じ場所より撮影した写真も持っていたが、小さな写真でピントもはっきりせず白黒写真である。この写真はカラーでもあり貴重な写真であろう。