№647 「遊園地広島ナタリー」閉鎖後の影響
2014年 07月 28日
平成7年6月 廿日市市議会 H議員の一般質問
ナタリーの閉鎖とその後の影響についての質問する。
① 平成8年から平成13年まで毎年(マンションを)ずつ建設し、販売される予定と聞いている。この期間に入居され、廿日市の人口増ともなるわけであるが、学校建設、特に阿品台西小学校は十分対応できるかどうか。
② 下水道処理施設はどうするのか。串戸の廿日市浄化センターとの接続はいつごろになるのか。
③ ナタリーの閉鎖に伴う廿日市市の経済的損失はいくらぐらいになるのか。財政面にこうむる損失は幾らぐらいになるのか。
④ ナタリーに現在ある遊具類の一部を例えば迷路とかを廿日市市のアルカディア敷地内に移設する考えはないか。
市長答弁
① 計画どおりマンションが建設されても、既存の施設で対応ができるが 建設年次が未定であるので、今後業者との協議をしていく中で、具体的な対応を考えていきたい。
② 公共下水道の事業認可区域外であることや、現在の幹線整備の状況からも当分の間、公共下水道への接続は困難である。
事業として行なう場合は、開発区域内に事業者が汚水処理施設を設置し、公共下水道に接続するまで維持管理を行なうこととなる。
③ ヒロシマナタリーの平成6年の推定観光消費額は8億3,000万円と思っている。
従業員数は通常約20人と夏のシーズンにはアルバイトが100人から120人となっている。
飲食関係のテナントも5軒あり、その従業員数が通常10名から15名、シーズンには50名から70名程度ある。
本市の観光消費額9億5,600万円のうち、ナタリーが8億3,000万円であるから、非常に減少・減額となる。雇用面からも220名ぐらいの雇用関係の問題が起きてくる。
④ ナタリーの遊具であるが、アルカディア創出事業は自治省のリーディングプロジェクトとしての採択を受けている。採択を受けるに当り特定政策課題が与えられている。これらの課題を十分考慮しなければならない。
利用可能な遊具があったとしても、移設費用や維持管理に多大な経費を必要である。
また遊具の大部分はほとんどリースである。現在の計画では設置場所がなく、新に設置場所の確保も必要であり、ナタリーの遊具の移設は非常に困難でないかと考える。
by hirosan_kimura | 2014-07-28 13:32 | 経済 | Comments(0)