№640 県病院跡地の売却
2014年 06月 29日
その後、県職員が野球やテニスなどに利用することもあったが使用する回数は限られ、地域のでの盆踊り・とんど・高齢者がゲートボールに使うぐらいで永らく放置されたままであった。
最近になって県有地売出しの幟や看板が設置された。地元では跡地にマンションや戸建住宅が建てられるなど噂をしていたが、やっと県が売出しに動き出した。
この地を売出すに先駆けて土質調査が行なわれ、極狭い部分であるが水銀が検出されたそうである。
検出された場所は病院時代に塵芥を処理する施設が有ったらしく、今ほど規制の厳しくない時代であったため医療廃棄物の処理がずさんに行なわれていたらしい。
汚染された場所の土は掘り起して処理をするらしいが、極狭い場所に限られ大きな支障はないらしい。
面積は11,498.73㎡(約3,400坪)とある。以前県病院跡地は16,500㎡と紹介したことがあるが、今回の売出し面積と約5,000㎡の差がある。
これは恐らく県が阿品台ニュータウンを整備した際、地元対策として周辺道路の整備・公園の新設・集会所用地の確保に県病院用地を充当したものであろう。
阿品地域は前は海に面し、後方は山を控え平地が限られている中で、県病院跡地は最後に残された纏まった土地と言えよう。
鰆浜地区も他に漏れず高齢者が増加し、子どもが少なくなりかつての様な活気が見られないような気がする。
跡地に何が出来るのかはわからないが、たくさんの住宅が建てられ子どもたちの歓声が溢れるような町になって欲しいものである。