№576 宮島広島交通図絵
2013年 10月 04日
阿品付近は火立岩と明治天皇御上陸地(お上がり場)が誇張してある。赤線が広電であるが、この絵図のが発行された時点ではまだ宮島口まで延長されていなかったが、線路は宮島口まで描かれている。
当時の宮島線終点は鰆浜の「新宮島」であったが、新宮島~宮島間の航路は描かれていない。昭和6年には電車宮島口まで開業し「新宮島駅」と宮島航路が廃止され、新宮島駅と宮島口の間に「阿品駅(現在の阿品東)」停留所が新設されている。
汽車のトンネルは、地御前~鰆浜間は地御前側の入口は見えるが鰆浜側の出口は見えない。また、鰆浜~阿品間のトンネルは阿品側の出口は見えるが鰆浜側の入口は見えない。鰆浜間の鉄道軌道は省略してあるのか、山陰で見えないのかも知れない。
右側は地御前神社と地御前の港が描かれている。この絵図は大まかに描かれていて一部を省略したり、一部を誇大化したりしてあるが、いずれにしても阿品近辺が描かれている数少ない絵図である。
印刷会社にいたせいか、自分のことは棚にあげて、文字を校正してしまいます。全身は前身ですね。路面電車が軌道で宮島線は鉄道かな?
随分前に四国の伯父が軌道、鉄道の話しをしていたのと、友人の鉄道マニア氏が同じことを言っていたもので。私は、特に、かも知れませんが、山陽本線を電車と言いたくないですね。鉄道であり、汽車です。(汽車は古すぎ?)。きしゃみち とか言ってましたね。