大門から大竹迄の国道の大改修
廣島県土木課では、岡山県大門から佐伯郡大竹町に至る東西貫通二号国道三十八里二十五町の大改修を行う計画をたて、明年度から三十ケ年継続事業として、これを完成さすことにしているが、総経費二千六百万円の年度割は内務省の補助年割額の確定をまって決定される筈である。
改修は現在の二間幅内外の道路を大体四間幅に拡張。各所に横はっている急勾配を切り下げ、特に福山・尾道両市区域内は八間幅に、広島市は十三間幅に拡張の計画であるから、これに要する経費が特に巨額に上るようである。
「道路の改良 昭和2年9月号より抜粋」