素人が調べたもので誤りも多々在ろうかと思いますが、気のついた点はご指摘を頂き、古い資料や写真等があればご一報いただければ幸いです。


by hirosan_kimura

№197 華やかなお墓

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 普段はひっそりとした阿品周辺の墓地が、毎年 お盆が近づくと華やかになり遠くからみると、豪華な花畑のようになる。

 安芸門徒のみの風習で紙と竹で作られた、色鮮やかな盆灯篭で墓地が埋め尽くされるからである。

 この風習がいつの時代から始まったものかは定かではないが、江戸時代後期に広島城下の現在の紙屋町附近に住んでいた紙商人が、愛娘の死去を悼んで灯籠を作り墓に飾ったのが始まりとも言われている。

 この風習が各地に広がり、広島を中心に尾道辺りから岩国周辺まで盆灯篭が供えられている。浄土真宗の安芸門とのみの風習であったが、現在では宗派を越えて盆灯籠を飾っている。

 太平洋戦争中は防空上と紙不足で全面的に自粛されたが、その後再びよみがえり現在に至っている。

 以前は紙を買って来てそれぞれの家で手造りをしていたと聞いたことがあるが、今では手造りをする家はほとんど無い。盆が近づくと農家では灯籠を作り出荷する家があるが、良い収入になるらしい。

 子どもの頃、母の実家に泊まりにいくと遠くに墓地が見え、灯籠に点灯されたローソクの明かりがほのかに見えたが、何とも不気味であったのを思い出す。
 
 昔は灯籠にロウソクを点灯していたが、時によって他の灯籠に燃え移ったりすることもあり、現在では明かりを点けることは無い。

 広島地方のこの風習も、資源の無駄遣いとか、灯籠が大量のゴミになるためお寺によっては自粛するようなこともあるが、昔から伝わる風習がいつまでも残って欲しいものである。

 資源の無駄遣いと言うが、なにもかも使い捨ての時代。他にも自粛しなければならないことがたくさん有るのではなかろうか。
Commented by 晴くんのパパ at 2009-08-15 07:22 x
来週にも200回ですね
毎回楽しみにして拝読しています
200回記念パーティーを盛大に計画します
Commented by hirosan_kimura at 2009-08-16 17:53
 有難う御座います。木曜日・土曜日、吉和に泊まりました。天気も悪く泊まる人も僅かでした。木曜日は健ちゃん家族も泊まり、3番さん・8番さんが夜覗かれ一緒に飲みました。昨晩は5家族くらいの泊まりでした。200回も僅かですが、ネタ探しに苦労しています。
by hirosan_kimura | 2009-08-14 09:57 | 宗教 | Comments(2)