素人が調べたもので誤りも多々在ろうかと思いますが、気のついた点はご指摘を頂き、古い資料や写真等があればご一報いただければ幸いです。


by hirosan_kimura

№195 乱暴な水泳教師

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 今の子ども達は水泳を学校の体育の時間や、スイミングスクールで覚えることが大半であろう。まず水に慣れることから始め、手をプールの端に掴んでバタ足、次に手や足の動かし方を習い、平泳ぎやクロールなどを覚えて行く。

 今から数十年前の阿品の子ども達は、そんな丁寧な習い方はしない。泳げない子どもでもいきなり堤防の上などから海に投げ落としていた。その子の親が見ていたら目を回しそうな光景である。

 今の子ども達は夏休みになっても外で遊んでいるのを余り見かけない。たまに遊んでいても同年代の子ども達だけで遊んでいることが多い。

 一昔の阿品では家の中で遊ぶのは雨の日くらい。家の外で駆け回って遊んでいた。夏になると海が遊び場で、飽きもせず朝から晩まで海で遊んでいた。

今では紫外線が皮膚ガンの原因になり、直接太陽の光に当らない様にと言われているが、当時の子ども達は肌が真っ黒になるまで火に焼け、余りにも焼きすぎて皮膚がボロボロにめくれるの当たり前であったが、皮膚ガンになったと言う話は聞いたことも無い。

 遊ぶのは小さな子から大きな子まで一緒になって遊んでいた。大きな子は小さな子がいると煩わしいので追い払うこともあったが、それでも大きな子に付きまとって遊んでいた。

 阿品では海が近いので大半の子ども達は、小さな頃から泳ぐことが出来た。

 小学校に上がる前後になって泳げない子は、大きな子ども達がその子を海に投げ入れるのである。泳げない子は必死になって手足をバタバタさせて海の中でもがき、死に物狂いで陸にたどり着いていた。

 その間、泳げない子は放って置かれるのでなく、大きな子ども達が目を離さず、その子が溺れそうになると飛び込んで行って助けていた。

 このようなことを何回も繰り返していると、いつの間にか泳ぐことを覚えて行くのである。勿論その泳ぎ方は犬掻きのようで、正式な泳法ではないが、上の子ども達の泳ぎ方をまねをしながら、平泳ぎやクロールらしき泳ぎ方を覚えて行くのである。

 こんな乱暴な泳ぎの教え方であっても、不思議と子どもが溺れて大変なことになったと言う話は聞いたことが無い。

 少し泳げるようになると、大きな子が数メートルの深さに石を投げそれを拾らいに行かされたり、遠くの目標物まで泳ぐ早さを競ったりするうちに、段々と水泳が上達していた。

 このようにして覚えた水泳であるので、泳法に沿った綺麗な泳ぎ方や早さを競うことは苦手であるが、ユックリと時間を掛けて泳げば限りなく泳げ、今でも宮島までくらいは泳いで行くことが出来るのでは無いかと思う。

 今の子ども達がプールでは何百メートル泳げると言っても、波があったり底の深い海などでどのくらい泳ぐことが出来るのか疑問である。
Commented by どんぐりくん at 2009-08-14 12:53 x
今は波のある海や底のない所を泳ぐことはあまりないのであまりはっきりしないがぼくはすいすい泳ぐことはできないとおもいます。なので宮島間で泳ぐのはとんでもないです。昔の人はとてもすごいですね。

Commented by hirosan_kimura at 2009-08-16 17:56
 有難う御座います。健ちゃんが来た時は天気が悪かったですが、土曜日も泊まり今日はとても天気が良かったです。一階の床を少し広げ、カーテンも付けます。またツリーハウスに泊まりに来てください。
by hirosan_kimura | 2009-08-12 05:47 | 子どもの生活 | Comments(2)