№189 はまぐり
2009年 08月 04日
![№189 はまぐり_e0125014_3564073.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/200908/04/14/e0125014_3564073.jpg)
「その手は桑名の焼きはまぐり」と言われるように、三重県では名産となっている。
「はまぐり」は阿品では無縁と思われているが、今から40年くらい前までは阿品でも「はまぐり」が採れていた。
場所はお上がり場に近い砂浜であった。たくさん採れる貝ではなかったが、アサリを掘っているとたまに出てきて、「はまぐりが」採れたと喜んだものである。
その「はまぐり」もいつの間にか、阿品では全く姿を見ることが出来なくなった。
この「はまぐり」は日本各地でも漁獲量が少なくなり、「はまぐり」と称して売られているものの中に、北アメリカ原産の「ホンエビスガイ」が多いそうである。
北朝鮮では生の「はまぐり」にガソリンを掛けて焼く、「はまぐりのガソリン焼き」と言う大胆な調理方法があるそうであるが、臭くないのであろうか。
![№189 はまぐり_e0125014_3572610.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/200908/04/14/e0125014_3572610.jpg)
阿品(今の広電阿品東)駅の沖で泳いでいると、貝で足を切ることがあった。この貝は「立ち貝」と言っていたが、正式には「たいらぎ」と言うそうである。
この貝は先端が尖り砂泥に立っており、上部は薄くかみそりの刃のようになっていた。水中に生息しており刃の部分が少し砂泥の上に出ていた。
この貝は阿品では泳いでいる時怪我をすることがあるので、迷惑がられるばかりで食べることは無かった。
しかしこの貝の貝柱は寿司の高級ネタで、さしみ・バター焼き等にするととても美味しいものらしい。
この貝も、今では阿品の海岸では全く見ることは出来ない。
by hirosan_kimura | 2009-08-04 04:31 | 水産 | Comments(0)