№186 思い出の「ナタリー号」   

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 昭和49年4月23日に阿品三丁目に開園した、遊園地「広島ナタリー」のプールに帆船「ナタリー号」が係留してあった。

 この船はエンジン付き帆船としては世界でも稀な大きさで、527㌧・全長177フィート・全幅27フィートの大きさであった。

 帆船は,はるばる廿日市に運ばれ、遊園地のシンボルとなった。

 船の中には誰でも入ることができたが、かつて大富豪の人達が地中海で洋上社交場として利用したものであり、その豪華さに圧倒されたものである。

 平成8年3月31日に遊園地が閉園されたが、惜しいことにこの船は解体された。

 この船の部品の一部を利用したモミュメントが、マリナストリートで見ることが出来る。

№186 思い出の「ナタリー号」_e0125014_20595876.jpg 碇を利用したモミュメント。











№186 思い出の「ナタリー号」_e0125014_215232.jpg エントツ






№186 思い出の「ナタリー号」_e0125014_2164846.jpg 舵輪





№186 思い出の「ナタリー号」_e0125014_2174881.jpg ギアの一部





№186 思い出の「ナタリー号」_e0125014_2191310.jpg 丸窓を利用したモミュメント

by hirosan_kimura | 2009-07-30 04:02 | 娯楽 | Comments(4)

Commented by naka516 at 2011-06-30 13:27 x
このナタリー号を日本に輸入したものです。
ナポリ~シチリア~マルタ(ここで大修理をしました)~リスボン~ケープタウン経由で日本に。
ブリッジの海図には、ウオーカー船長、ピター航海士、私のサインが有ったはずです。

中野宏一郎。
Commented by hirosan_kimura at 2011-12-10 12:48
 ナタリー号が阿品に来るまでには色々歴史があったのでしょうね。詳細が判れば面白い話もあると思います。ほとんど開く人の無いブログですが、思いがけない人の目に触れているものだと驚いています。
Commented by おのせ康裕 at 2015-01-08 15:32 x
初めまして。最近ナタリー号の模型を入手して、このページを拝見させていただきました。現物の写真や経緯など、貴重な調査結果を見せていただき、この船の歴史に触れることが出来ました。感謝申し上げます。
東京 目黒区議会議員 おのせ康裕
Commented by hirosan_kimura at 2015-01-14 09:18
 広島県の西の外れ、小さな地域のことを記した「ブログ」が目にとまり、不思議なご縁を感じています。「ナタリー号」が最後を送った遊園地も閉鎖され、跡地は今ではマンションが立ち並んでいます。日本三景の宮島の対岸ですがこちらの来られることがあれば、当時を偲んで見てください。

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