№143 自然のおやつ 1
2009年 05月 14日

子どもの頃、春先にカッポンの新芽を良く食べていた。
酸味があり余り美味しくも無かったので、あまりたくさんは食べられないが、太くて短いカッポンを探し歩いていた。
そんなに珍しい植物ではないが、鉄道の法面や山裾に良いカッポンの生える所は決まっており、そんなに食べられる訳でもないのに、抱えるほど取り巻くっていた。
イタドリ(虎杖)が正式名称らしいが、阿品ではカッポン・スカンポなどと呼んでいた。
今ごろの子どもにカッポンを食べさせると、不味くて吐き出すかも知れない。

この茎を10cmくらいの長さに切り、両端に切れ目を何本か入れると外側にくるっとめくれる。
芯の中に細い棒を刺し水の流れに漬けると、水車のようにくるくる廻るので、カッポンの水車と言って遊んだりもしていた。
by hirosan_kimura | 2009-05-14 05:12 | 子どもの生活 | Comments(0)