№130 昔の遊び「釘たて」
2009年 04月 23日
五寸釘を力強く地面に立て線を引いていき、相手が釘を打つ場所が無くなれば勝ちというような単純そうな遊びであった。
五寸釘を使うので危険なため、今の子どもが遊ぼうとすると家庭か学校で禁止になるかも知れない。
不思議と釘が足に刺さり怪我をしたと言う話を聞いた事は無かった。
この遊びは二人でするのが普通であるが、三人で遊ぶことも出来る。三人で遊ぶ場合はより複雑になり面白かった。
遊び方はまず地面に短い線を引く。一人が力強く地面に釘を立て、線の片方の端から釘の立った所に線を引く。次の人が釘を立て線の反対の端と釘の立った所に線を引く。
交互に釘を立てては線を引いて行くが、相手の線を横切ることは出来ない。
三人の場合は、最初に一本の線でなく「Y」の字を引きスタートするが、この場合はゲームがより複雑になり難しくなる。
釘が立たない場合は立つまで同じ人が続ける場合もあるし、立たないと相手と交替したりルールを勝手に変えたりしていた。この場合は釘立ての下手な子どもは、相手に囲まれて出られなくなりすぐ負けてしまう。
自分が釘を立てる場合は、出来るだけ間隔を狭くして線が結べるように釘を命中して打ち、相手が逃げられないように線を結び、次の釘を打てないようにするのがコツである。
釘立ての下手同士がすると、間隔が広くなり際限なく渦巻きが大きくなることもある。
相手の線を横切るように釘を打ったり、自分の線の真上に釘を打ち、相手が出られなくなったら勝負は終わりである。
この遊びは単純なようで、先を見ながら頭と技術を使う遊びであった。
by hirosan_kimura | 2009-04-23 05:19 | 遊び | Comments(4)
小さなときに遊んだルールが解らなく一応同じルールだったように思います
ありがとうございました。
今の子ども達が戸外で走り回って遊んでいるのを見掛けることが少なくなりました。一昔前までは学校から帰ると暗くなるまで遊びまわり、夏休み中などは朝から晩まで海や野山を走り回って歓声を上げていました。それと今と違うのは年齢が異なる世代が一緒に遊びまわっていたことです。年上の子は小さな子がまとわりつくのを嫌っていましたが、追われても追われても性懲りなく付きまとっていました。