№129 れんげ   

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 「れんげ「は「蓮華」とも書き、「紫雲英」と書いて「げんげ」とも言う。もともとは日本の植物でなく中国が原産らしい。肥料として種が輸入され、日本全国に広がっている。

 一昔前までは阿品の田圃一面に植えられていたが、今では田圃の片隅にやっと見つけられるくらいである。

 「れんげ」の咲く春先には、ピンクと緑の絨毯をあたり一面に敷き詰めたようで、美しい光景で有った。

№129 れんげ_e0125014_10161360.jpg「れんげ」は取り入れる作物でないので、子ども達が「れんげ畑」で遊びまわっても、怒られることは余り無かった。

 男の子は畑の中で相撲を取ったり、走り回って遊んでいた。

 女の子は花を摘んで、髪飾りや花輪を作って遊んだりしていた。

 今は「れんげ」を肥料にすることも無く、家が建て込んで田畑も少なくなり、阿品で広い「れんげ畑」を見ることも出来ない。

 今の小さな子どもを、広い「れんげ畑」で遊ばすと走り廻って喜ぶであろう。

by hirosan_kimura | 2009-04-22 05:26 | 植物 | Comments(0)

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