素人が調べたもので誤りも多々在ろうかと思いますが、気のついた点はご指摘を頂き、古い資料や写真等があればご一報いただければ幸いです。


by hirosan_kimura

カテゴリ:産業( 5 )

e0125014_1364288.jpg蟲之類
はみ(蝮 まむしの古名) 
しゃかお(蛇の一種 ネズミ捕りとも云う) 
くちなわ(朽縄 腐った縄に似ていることによる。家に住み着いている大きな蛇との説もあるが、蛇の総称とも云われる。) 

ひばかり(日計 太さ指くらいでオレンジかかった褐色のおとなしい蛇。別の説では体長40~70cm、体は茶褐色で首の横に黄色の筋があり、咬まれると毒のため「その日ばかり」の命に由来するともある)

とかげ ひちぶ(ヤモリの一種。石垣等に引っ付き餌の昆虫を探している。咬まれると、7日で咬まれたところが腐って死ぬとの迷信もあるが、実際には毒は無いと云われている) けら(大きさ3cm前後のコオロギに似た昆虫) むかで

ひき(ひき蛙 がま蛙) かはず(蛙の古語) かまきり いなご いもむし 
いもり すずむし くだまき(くつわむし) せみ ほたる なめくじ ひいる 
みみず かに

重立産業
縄ない 網打ち 鰯網 海老網 手繰

農余浮儲(農業以外の仕事)
男ハ 縄ない 日雇 山挊(ロク 働くこと 山仕事) 綿打
女ハ 木綿引 木綿織のべ 磯挊(海で貝や海草を採る)

 夏になると蛍が暗闇を飛び交い、電気を消していると家の中にまで飛び込んで来ることもあったが、阿品では見かけることも珍しくなった。
by hirosan_kimura | 2009-02-19 03:13 | 産業 | Comments(0)
e0125014_1132303.jpg鳥之類
雉子(キシ きじ) 鳶(トヒ とび) 鳩(ハト) 
鴫(シキ しぎ) {分鳥}(ハン 不明) 
鶫(ツクミ つぐみ) 鵯(ヒヨトリ ひよどり) 
翡翠(カハセミ かわせみ) 鷗(カモメ) 
鶺鴒(セキレイ) 

鶯(ウグイス) 雲雀(ヒハリ ひばり) 
目白鳥(メジロ) ホウシロ(ほうじろ) 鴨(カモ) 蒼鷺(アヲサギ) 
水鶏(クイナ 全長30cm内外 尾が短く足の指が長い。背は茶褐色。湿地や水辺の草むらに住む。) 松虫(マツムシ 不明)

アヲジ(蒿雀 あおじ 外形の大きさが雀に似た鳥) 烏(カラス) 
雀(スゝメ すずめ) 鵁鶄(ゴイサギ) 鶏(にわとり) 四十雀(しじゅうから)

磯物
大貝(おおがい) 子貝(こがい アサリか?) 蟶(マテ) 辛螺(ニシ) 
海螺(ツブ) 牡蠣(カキ) 海蘊(モゾク もずく 海草) ヲゴ(おご 海草)

獣之類
牛 馬 犬 猫 鼠(ねずみ) 狐 狸 
まみ(不明 辞書では人を惑わす化け物)  いたち うさぎ かわうそ 
うぐろ(もぐら)

魚之類
かれい すずき きすご さより 鱧(はも) ます あぢ めばる 海老(えび) ちぬ こち 青箭魚(さごし 鰆の幼魚) さハら(さわら) ほら(鰡 ぼら) 

鯔(いな)  かます 沙魚(はぜ) うなぎ あなご 鰯(いわし) 
にべ(鮸 全長40cmくらい 全身淡い灰色 この魚の{鰾}うきぶくろは、{膠}にかわの原料となる。「愛想の無い」の「にべも無い」の語源と言われる。)  海鼠(なまこ) いか たこ

 その昔、阿品に「かわうそ」が住んでいたとは驚きである。
by hirosan_kimura | 2009-02-18 05:21 | 産業 | Comments(0)
e0125014_11243710.jpg木之類
 松 杉 樫(かし) 栗 槙(まき) 梅 楠(くす) 枇杷(びわ) 柳 桐 柿 桃 椿 馬臼(はせ 櫨・はぜ?) 梨 
棗(なつめ) 山椒(さんしょう) 銀杏(ぎんなん いちょう)

花之類
 杜若(かきつばた) 牡丹(ぼたん) 芍薬(しゃくやく) 百合(ゆり) 
菖蒲(しょうぶ) 芝蘭(しらん 紫蘭のこと?) 菊 藤 朝顔 葵(あおい) 女郎花(おみなえし) 水仙 桔梗(ききょう) 山百合(やまゆり) 
鶏頭花(けいとうばな) 瞿麦(なでしこ 今は撫子と書く) 
金銭花(きんせんか)

菓之類
 柿 梨 栗 ゆす(ゆず 柚子) 桃 
棗(なつめ 秋に楕円形の実が成る。食用・菓子・薬用・印材) 
いちじく(無菓果) 枇杷(びわ) 蜜柑(みかん)
くねんぼ(柚子の大きさで、香りが高く甘みが強い。みかんの種類) 
橙(だいだい) ふとう(ぶどう 葡萄)

薬之類
桔梗根(排膿 消炎 鎮咳 去痰) 
麦門冬(ばくもんとう 蛇の髭・じゃのひげの塊状根を乾燥したもの。解熱 去痰 利尿 強心 強壮 抗菌)

細辛(さいしん 根及び根茎を使用。頭痛 歯痛 関節痛)
半夏(はんげ 塊茎を使用。嘔吐を止める 頭痛 めまい 扁桃炎 唇の荒れ 喉の腫れ)

茯苓(ぶくりょう 伐採して3~5年経た松の根に生じる、サルノコシカケ科マツホドと称される物。枯れた松の切り株の周囲の土中に、長さ90cmくらいの鉄棒を突き刺して探す。小便の通りを良くする。健忘を治す。心身を安らげる。ソバカスを無くし顔色を良くする。)

子どもの頃は季節には、良く山百合を採りに言っていた。なでしこは山の道端で良く見かけていた。両方とも絶滅したのか今ではは見かけることもない。
by hirosan_kimura | 2009-02-17 03:21 | 産業 | Comments(0)
e0125014_10243449.jpg これは文政2年(1819年)の「国郡下調書出帳」より抜き出した地御前村の物産・動植物等である。阿品に限定したものでは無いが、阿品地域もほぼ同様と考えられ、当時の物産等の状況が分かる。中には今ではあまり見かけないものもある。

農作物之類
 米 麦 粟(あわ) 黍(きび 米・麦・粟・黍・豆の五穀のひとつ) 
唐黍(とうきび とうもろこし) 蕎麦(そば) 大豆(だいず) 小豆(あずき) 
小角豆(ささげ 種子や若い莢を食べる) 猿豆(さるまめ 実は球形で赤く熟す) 豌豆(えんどう) 隠元豆(いんげんまめ) 刀豆(なたまめ) 

 綿 甘藷(かんしょ さつまいも) 荒芋(あらいも 里芋) 
山ノ芋(やまいも 自然薯じねんじょ) 芥子(けし 本来は「かいし」と呼ぶ、からし菜の一種。毒のあるケシとは関係ない) 葱(ねぎ) 分葱(わけぎ) 
刈葱(かりぎ 別名万能葱 秋に種を撒き夏に収穫する。青い部分が多く白い部分は少ない)

 菜種(なたね 菜の花 アブラナとも言う。種から食用や灯火用の油を採る。) 胡麻(ごま 白・黒・黄・茶胡麻がある。種を炒り胡麻和えや胡麻塩・菓子などに使った。茶胡麻は胡麻油にする。)

 らんけふ(らんきょう 標準語は、らっきょう) 葫(にんにく) 牛蒡(ごぼう) にんじん 大根 無菁(かぶな) 蘘荷(メウカ みょうが) 芹(せり) 
蕨(わらび) 茄子(なす) 胡瓜(きゅうり) 白瓜(しろうり 漬物に使う)
松茸(まったけ 標準語はまつたけ) 笋(たけのこ)

 阿品の田圃では、夏は稲・冬は麦が植えられていたが、今では麦を見かけることは少ない。昔は綿が栽培されていたが見たことも無い。
by hirosan_kimura | 2009-02-16 05:06 | 産業 | Comments(0)

№27 鰆浜の煉瓦工場

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 現在鰆浜の「藤和阿品ハイタウン」のマンションがある場所に、昔煉瓦製造工場があった。昭和40年代頃までは窯の高いエントツのみが残されていたが今は無い。

 この工場は、明治28年に開設され大正14年頃閉鎖されたらしい。工場は「諏訪煉瓦製造所」で工場長は、諏訪坊太郎と言う人であった。

 ある年の報告によると、職人は8名で日当は男60銭、女20銭、小人15銭であった。一日の労働時間は9時間、年間就業日数は357日。製造高 35万個。売上高 2,600円、煉瓦 一ケ7.5厘とある。

 写真に「モ」「ウ」等あるが、意味は分からないが煉瓦に刻印したものだそうである。

 e0125014_18181225.jpg出荷量は明治33年 10,380ケ 83円。明治35年 13,485ケ 1,79円。明治40年 450,000ケ 3,825円。 明治45年 250,000ケ 2,000円。大正5年 270,000ケ 2,295円。大正10年 80,000ケ 1,840円。大正13年 100,000ケ 2,100円とある。

 陸軍兵器支廠一号館の建物は、鰆浜の煉瓦工場製の煉瓦が使われた。広島市の出汐町・皆実町附近には煉瓦の建物が残されているが、これは「元被服廠」の建物と聞いたことがある。「兵器廠」の建物は残っていないのであろうか。もし残っていれば鰆浜で製造された煉瓦であり、一度見てみたいものである。

 昭和6年にはこの跡地に、広島市鈄屋(ちぎや)町にあった「吉田病院」の分院が開業されている。
by hirosan_kimura | 2009-01-08 13:13 | 産業 | Comments(3)