素人が調べたもので誤りも多々在ろうかと思いますが、気のついた点はご指摘を頂き、古い資料や写真等があればご一報いただければ幸いです。


by hirosan_kimura

カテゴリ:薬学( 2 )

№157 自然の薬 2

よもぎ
e0125014_10542552.jpg 「よもぎ」は至るところで見られる極ありふれた野草である。   

 正月に餅を搗くとき一緒にいれて「よもぎ餅」として良く食べていた。

 この草はタンニンを含み切り傷・虫刺されに効果がある。又、止血・火傷・かぶれにも効果があり、子どもの頃にお世話になった草である。

 野山で飛び回って遊んでいた頃は、擦り傷をしたり棘に刺されたりすることはしょっちゅうで、その都度近くにある「よもぎ」を摘んで葉を揉み、傷口に当てていた。

 風呂に入れると、神経痛・肩こり・腰痛・リュウマチ・血圧降り下にも効能があるらしい。その他、下痢・健胃にも良く効くと言われている。

 それにしても、昔の人が自然に身に付けた智恵は素晴らしい。


みこしぐさ

e0125014_1184790.jpg 子どもの頃に腹が痛くなると「みこしぐさ」を煎じたものを良く飲まされていた。

 「みこしぐさ」とは阿品の方言かと思っていたが、種子が飛んだ後の果柄が「神輿(みこし)」の屋根の形に似ているので、別名「みこしぐさ」と言われている。

e0125014_11144034.jpg この草は野原や畑のそばなど何処にでも見られるが、小さな花を良く見ると結構綺麗な花である。






e0125014_11182524.jpg この花の色には赤と白があるが、阿品では赤色の花の方が多いような気がする。

 この草の根・茎・葉などを干して煎じて飲むと、下痢止め・胃薬として良く効く。一昔前の阿品ではどの家でも軒下などにこの薬草が陰干ししてあった。

 子どもが腹痛などを起こすと、すぐ「みこしぐさ」を煎じて飲ますのが当たり前のことであった。

 この薬草の正式名称は「げんのしょうこ」である。古くから「現に良く効く証拠」ということから「げんのしょうこ」と言う名前になったそうである。
by hirosan_kimura | 2009-06-09 05:42 | 薬学 | Comments(0)

№156 自然の薬 1

どくだみ
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 我家の小さな庭に今「どくだみ」の花があちこちに咲いている。「どくだみ」は独特の匂いがし、根を張って増えて行くので敬遠されがちであるが、良く見ると白い花は風情がありとても綺麗である。

 子どもの頃色んな遊びをして子ども達は生傷が絶えなかったが、野山で遊んでいるとき怪我をすると、「どくだみ」の葉を揉んで傷口に貼り付けていた。

 「どくだみ」には化膿を防ぐ薬効があり、子ども達でも自然と傷口に「どくだみ」が良いことを身につけていた。

 この草には独特の匂いが有り、何か毒でも入っているのではないかと言うことから「毒溜め(どくだめ)」が変化して「どくだみ」と呼ばれるようになったと伝えられている。

 この草は古来より民間薬と利用され、排便や利尿にも効果があると言われている。

 この他にもこの草を乾燥させて煎じてお茶にして飲むと、便秘・風邪・蓄膿・耳鳴り・のぼせ・高血圧・動脈硬化等にも効くと言われる。

 入浴の際、乾燥させた「どくだみ」を布袋に入れると、冷え性・更年期障害・腰痛・湿疹・アトピー・皮膚病・にきび・吹き出物等に効くそうである。

 江戸時代の学者貝原益軒はどくだみは「十種の薬の効能ありて十薬となす」と述べ、別名どくだみを「十薬(じゅうやく)」とも言う。

 この他に冷蔵庫の脱臭剤の代わりに使用したり、虫除けとして使うこともある。

 それにしても「どくだみ」にこのような効能があることを知りえた、昔の人の智恵には驚くばかりである。
by hirosan_kimura | 2009-06-08 04:41 | 薬学 | Comments(0)