№74 日赤看護大学 広島校
2009年 02月 24日
日本赤十字社広島看護大学は、平成12年4月1日に阿品台東に開校した。看護師養成のため中・四国ブロックの拠点大学である。
大学の設置が決定すると各地で誘致運動が行われた。小子化が進む中で四年生大学の新設は今後望めず、廿日市も早くから手を挙げたが、広島市・尾道市・大竹市等が誘致を名乗った。
中でも大竹市は特に熱心で、市内各地に大学誘致の看板を設置する等、市を挙げて取り組んでいたが、結局廿日市市に決定した。
広島市にある日赤病院との連携も取り易く、交通の便が良いため廿日市市に決定したのであろうが、阿品台に住んで居られた、故竹下元知事の功績も大きかった。
建設地は阿品台の外れの阿品台中学校の隣接地、半分谷のような場所で、建設残土で埋められたような場所、果たしてこんな所に大学が建てられるのかと思ったが、大規模な土地造成の結果素晴らしい用地が確保出来た。
敷地面積 40,909㎡、建物延床面積 20,412㎡で、看護学科585人の在学生がある。平成16年4月に大学院修士課程も新設されている。
生徒数何千人もいる大規模校ではないが、若い学生によりまちにも活気が出たようである。また専門性を生かし、市の計画に助言頂いたり、学生による地域活動も盛んに行われている。