素人が調べたもので誤りも多々在ろうかと思いますが、気のついた点はご指摘を頂き、古い資料や写真等があればご一報いただければ幸いです。


by hirosan_kimura

№19 鰆浜部落 昭和29年1月

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 地御前村広報紙による部落紹介

 郷土史によると、当部落は承安四年三月十九日、後白河法皇が宮島に参詣された時、ここから西方の風景をご鑑賞になったので「ショウランバ」と称されたのが「鰆浜」となったということです。

 今から二十年も前は、数得るほどしか家並みの無かったこの部落も総戸数 二十三、世帯数三十八、人口 三○二と相当の発展を遂げています。

 また、東側山の手は別荘地として適し、今でも盛んに埋立てられスマートな家が次第に多くなっています。

 さて最近部落内では、お互いに明るい生活を送りましょうというので、いわゆる生活改善の第一歩を踏み出しております。以下参考までにその申し合わせや取り決めたことをお伝えして、皆様のご支援を仰ぐわけです。

 まず環境衛生面では、一, 便所掃除 毎月二回。 一, 薬品噴霧 輪番制。 一, 下水掃除 毎月一回。 一, 井戸さらえ 年一回。 一, 野壷の蓋 来春までに。

 次に社会面では、一, 葬儀 1 講中葬家の飲食取り止め。 2 酒三升以内とする。 3 お布施 本坊五百円以内 役僧二百円以内。

 一, 見舞(病気)・出産 50円。返礼は一切しない。 一, 旅行のみやげ物禁止。   一, 訳の分からない寄附や募金は部落として拒否。 一 ,年一回の親しみを増す部落のレクレーション。

 以上大まかではありますが、このようなことが各部落に次々と作られ、範囲の広い運動になるよう鰆浜から希望します。

 「野壷の蓋」「井戸さらい」など今の人はなんのことか分からないであろう。
by hirosan_kimura | 2008-12-31 05:37 | 鰆浜 | Comments(0)