№4 「昔の阿品は平地が無かった?」
2008年 12月 16日
阿品は近年、海が埋立てられ山を削って団地が造られ昔の面影は全く失われている。大昔の阿品は山が海まで迫り、鰆浜と阿品の谷は海が奥まで有り大きな湾となっていたらしい。
平地は殆ど無く、今の阿品台のすぐ下まで海であった。
古い時代の地形について残された物が無いので、推測の域は出ないがその後、長い時を経て川から砂が流れ出し、海の砂が寄せてきて僅かの平地が出来、いつの時代かに人が住み着いたと思われる。
その後小規模の埋立があったかもしれないが、山陽本線の奥附近まで平地であった時代が長く続いたと考えられる。
阿品が大きく変わったのは、山陽本線・国道・広電宮島線の敷設により海岸が埋立てられ、近年になって大規模な宅地造成のため、山が削られ谷が埋められて現在の形となったものである。