№749 どうなる今後の阿品
2016年 07月 07日
昨年の秋に国勢調査が行われ、その一部の状況について速報値が発表された。この中で阿品の高齢化に関する資料が目についた。通常高齢化を表す場合65歳以上を高齢者としているが上の表は75歳以上の割合を示している。65歳以上と比較するとより厳しい高齢社会を表していることとなる。
表では75歳以上20%越を赤、以下10%以上、5%以上と白は5%以下である。阿品は大きく分けると阿品地区・阿品台地区と分けられる。
阿品地区では四丁目が飛びぬけており20%を超えている。四丁目は昭和53年2月に完成した住宅団地であるが、宮島を見下ろす高級住宅地として売り出された。当時は若い人たちや子どもたちばかりで活気溢れる街であったが、40年近く経過した現在では高齢化が進み子どもたちも少なくなっている。この団地は高台にあり麓の駅や買い物帰りの高齢者にとっては大変そうである。
三丁目は800戸以上のマンションと、180戸くらいの戸建て住宅からなっているが75歳以上は10%を超えている。高台の住宅地に住む高齢者が自宅を手放して空マンションに移り住む方もあるそうである。
一丁目と二丁目は阿品の大元であるが、古くからの住宅と新しい住宅が混在している。もう少し高齢化が進んでいると思っていたが5%以上と若い人や子どもが多いようである。この地区は平地でJR駅、広電駅もあり人気の住宅地である。近年田畑が埋め立てられ住宅の建設が進んでいる。特に一丁目の県病院跡地は近い将来の宅地開発により、若い人たちで賑わうことであろう。
阿品台は昭和53年ころより入居の始まった県により造成された住宅団地であるが、早くから入居してる一・二・三・四丁目は驚くほど高齢化が進んでいる。
阿品台東は390戸、西は700戸の県営住宅があるが、若い方や子どもたちがたくさん住んでおり75歳以上人口は5%未満と驚くほど少ない。
阿品台は高台にあり高齢者が低地に転居される方も多いらしい。不動産業者の話によると、阿品台では売り家の話があっても買い手が少ない。反対に阿品一・二丁目で土地を買い求める希望者はあるが、売地が滅多に出ないそうである。
つい最近、JR阿品駅すぐ裏の畑が埋め立てられ宅地の造成が行われている。
最後は21世紀に残したい阿品の風景は如何ですか ?
ところでお聞きしたいことが2つあります
①阿品モールのスーパーピュアークックのところのナフコがオープンする以前には軽食コーナーがあった気がするのだが、実際はどうだったのか?
②さくらバスの阿品台1丁目停留所の位置に、昔は広電バスの阿品台東のバス停があったみたいだが、広電のバスが通らなくなったのはいつか?
どうかお願いします