№728 郷土史の発行
2015年 12月 03日
地御前の歴史について冊子を発行されることはかなり以前から聞いており、発行されたら是非入手したいと伝えていたが、この冊子は地御前地区居住者を対象に配布するがそれ以外に余り余裕が無いと聞いていた。それでも冊数に制限はあるもののようやく手に入れる事ができた。冊数に制限がなければ、地御前を離れて住んでいるあの人にも送ってあげたい、この人にも送ってあげたいと思うが止むえないことである。
身近な歴史に関する書籍は、廿日市町史を初め行政が発行したものもあるが、それぞれの地域でもさまざまな図書が発行されている。地御前地域を公に纏めたものは今回が初めてらしいが、個人では「地御前史」「昔の地御前と戦争体験」等を纏めた方もある。
宮内地区では平成17年に「宮内の歴史と文化」が「宮内まちづくり委員会」により発行されている。なおこの図書は平成19年に第二版も発行されている。第一版は101頁であったが、第二版は141頁と内容が充実されている。
串戸地区では平成25年7月に「串戸今昔あれこれ」が「串戸地区コミュニティ推進協議会で纏めておられる。
その他、廿日市・平良・原地区でも発行しておられるかも分からないが掌握していない。
佐方地区では「むかしの佐方」を個人の方が発行しておられる。
この他詳細に調べれば地域限定の歴史に関する冊子が発行されているのであろう。
阿品地区では平成15年に長門さんが「そうらんば 鰆浜の昔話 残したい話」として小冊子に纏めておられる。
この冊子を発行されてしばらくして長門さんは体調を崩されていた。それでも阿品の歴史を少しづつ整理している話をするとたいそう喜ばれて、家に資料が色々あるから元気になったら一緒に調べて行こうと話されていた。その後体調が回復されることも無く長門さんは亡くなられたが大変残念なことである。