№602 昔の遊び「ろくむし」
2014年 01月 25日
小学生の頃「ろくむし」と呼んでいた遊びをよくしていた。不思議な名前の遊びであったが「ろく」は数字の「6」であろうが今の子どもたちもこの遊びをしているのであろうか。
ルールは有って無いようなもので、遊ぶ場所の広さや人数によりかってに変えていたのでどれが元々のルールか良く分からない。
要するに適当な距離で地面に円を描き、鬼とその他の者を決め鬼の投げるボールに当らないように円を往復し、6往復出来れば勝ちという遊びである。
人数は5~6人くらいから何人でも良いが、あまり大人数であれば勝負がなかなかつかない。鬼は二人の場合もあるし半分が鬼になり残りが子と言う場合も有ったが、集まった子どもの数やその時の気分でルールを決めていた。
最初は子が全員片方の円に入り鬼が円の外よりボールを投げる。投げられたボールを子の中の一人が平手で出来るだけ遠くに打ち返す。鬼の一人がボールを拾いに行く間に子全員がもう一方の円を目がけて走っていく。円の中に留まっていても良いが、鬼がボールをまだ拾っていればその隙に元の円に走ってたどりつけば「1むし」となる。円の中にいればボールに当っても良いが、円の外で当ればその子はアウトとなる。当った子はその場にしゃがんでゲームには参加出来ない。
全員が円の中に逃げ込んだらゲームが続かないので、鬼の一人が片足を円の中に架けて立ちその場でボールを真上に投げて自分で取るが、子は真上に投げた瞬間を狙ってもう一方の円目がけて走り出してもようが、ボールが宙に浮いている間に子の一人が平手でボールを打ち、鬼がそのボールを拾らいに行く間に子全員が一方の円目がけて走り出す。
円の中は安全であるが、鬼がボールを10回上に投げ上げる間に残った子全員が円に留まっていたら鬼が勝ちで子は負けとなる。
こうして子と鬼の駆け引きでゲームを進め、子が円を往復するたびに「2むし」「3むし」となり6往復すれば「6むし」でその子の勝ちとなる。子が全員ボールに当れば鬼の勝ちで途中でゲームは終了する。
ゲームが終了すれば最初にボールの当った子が鬼になって次のゲームに入ったり、鬼と子が同数でゲームを行なう場合は「6むし」の人数とボールの当った人数により負けた人数の多いグループが鬼になってゲームを始め全員が疲れるか、暗くなるか,飽きがくるまで繰り返し繰り返し遊んでいた。
言葉で表現すると複雑な遊びのようであるが、ルールは至って簡単で二つの円を鬼のボールに当らないように6往復する遊びである。
遠い昔のことで記憶間違いもあろうが、当時遊んだ友人に確認しても「そうではない」「こうであった」とどれが本当のルールで、どれが間違いか分からないが、単純な遊びを飽きもせず繰り返ししていたものである。
私も、よく遊んでました。
校庭や、道路のマンホールを使ったりしました。
ローカルルールがたくさんあり、学区どころか、道路を隔てると、
変わったルールがありましたね。
私の場合、大きい円の前に20cm四方の正方形を書き、スタートは投手と打者の関係のように、投げたボールを正方形の中に落とし、転々とする間に、走り始めた記憶があります。(うまく説明できません)
今思えば、本当に、飽きずによくやっていと思います。
懐かしいです。