素人が調べたもので誤りも多々在ろうかと思いますが、気のついた点はご指摘を頂き、古い資料や写真等があればご一報いただければ幸いです。


by hirosan_kimura

№516 宮島線を走った電車(1)

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 広電(当時は広島瓦斯電軌道(株))が己斐~草津間で営業開始して91年、阿品の新宮島まで延長されて87年経過するが、この間様々な形式の電車が走っていた。

1000C形 木製ボギー車
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 己斐から草津までの開業に備えて、大正11年6月に2台購入された。昭和13年の千田車庫の火災によりこの内の1台が被災したが、後に足回りを利用し1040形として改装された。

1010D形 木製ボギー車
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 廿日市までの開業に備えて、大正12年12月に8台購入された。この車両の1台も千田車庫の火災により被災し、1040形として改装された。

1020F形 木製ボギー車
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 地御前までの開業に備えて、大正14年7月に5輌購入された。

1030H形 半鋼製ボギー車
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 宮島口までの全線開通に合わせて、昭和5年12月に5輌購入された。

 宮島線は市内線と比べて急激な利用者の増加が無かったので、昭和22年に京阪神急行電鉄(株)より中古車輌を購入するまで、新規の車輌購入は無かった。

 戦前から在籍していたこれらの車輌は何時の頃まで走行していたかは分からないが、昭和52年頃に全廃されている。
by hirosan_kimura | 2013-02-06 13:59 | 広電 | Comments(0)