素人が調べたもので誤りも多々在ろうかと思いますが、気のついた点はご指摘を頂き、古い資料や写真等があればご一報いただければ幸いです。


by hirosan_kimura

№441 池洲

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 「№377いけす」でも掲載したが、現在のJR阿品駅前広場の国道に沿って細長い調整池があった。この駅前広場一帯は今でこそ国道と同じ高さとなっているが、広場が整備されるまでは国道より数㍍低い低地であった。

 そのため大雨の際の雨水を一時貯留したり、大潮の際海水で浸水しないようにするための調整池があった。この調整池を地域では「いけす」と称していた。

 いけすは海と繋がっていたため海の魚もたくさん棲息していた。子どもの頃は偶然海の魚が侵入したくさん住み着いているだけと思っていたが、魚を養殖するために国有地である調整池敷地を村が有償で国より借用し管理していたらしい。
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 昭和14年に村が国有地を借上げるために借地料等を取り決めた請書である。

請書
広島県佐伯郡地御前村字阿品新開地内潮廻
面 積       一四四三坪六合弐勺五
壱ケ年使用料金 四円参拾参銭

右ハ昭和十四年四月十日付指令河第六一九号ヲ以テ
第二種区画漁業魚類養殖ノ為昭和十四年
四月ヨリ昭和十九年三月迄五箇年間御許可
ヲ得候に就テハ御命令書の各条項を承諾シ
請書差出候也
 
 昭和十四年四月十四日

評価書
町村名 地御前村
字    阿品新開
地番  二五六五番
地目  潮廻
坪数  一四四三・六二五(約4,850㎡)
一ケ年坪当占用料 三厘弱
一ケ年占用料    四・三三円
出願者住所 地御前村一四一一番地
氏名 佐伯信(当時の村長)
 右之通り評価候也
 
 昭和十四年三月十四日
    評価委員 地御前村助役  益岡春登
      同         書記  中野茂平
by hirosan_kimura | 2012-04-22 09:05 | 地形 | Comments(0)