素人が調べたもので誤りも多々在ろうかと思いますが、気のついた点はご指摘を頂き、古い資料や写真等があればご一報いただければ幸いです。


by hirosan_kimura

№399 田尻の「お大師さん」

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 子どもの頃、大人の話に「田尻のお大師さん」「山田の拝みやさん」と言う言葉が良く出ていた。

 阿品にどのくらい信者の人が居たのか分からないし、お参りした記憶もない。しかし何か困ったことがあったり、悩みなどがあればお参りに行った。拝んでもらったなどの話を聞いたことがある。

 場所は大野町境に近い鉄道線路の傍であった。

 正式には「田尻教会」であったが、主管者の「山田智海」と言う人が昭和17年1月26日に真言宗管長「藤村密艟」より教会開設の承認を受け、昭和17年3月20日に広島県知事吉永時次郎に「真言宗 田尻教会」の承認申請を行った。

 同意者として地御前の世良寅夫・磯辺亀吉、大野の羽釜作一が申請書に署名している。

 安置仏は「大日如来」、法要は3月21日の外、四大節・国家の祝祭日とある。

 主管者山田智海は、明治17年2月25日生まれ、昭和7年2月25日得度、昭和8年5月2日 真言宗地御前支部長とある。

 建物は木造平屋で敷地45坪、建坪30坪で仏間・礼拝所・住宅と余り大きな規模ではなかったようである。

 施設名は当初「真言宗地御前教会」の予定であったが、「従来教会名ノ内、三文字以上ノ教会ハ文部当局ノ指示ニヨリ、二文字以内ニ変更スル事ニ相成リタル為、二文字以内ノ名義に変更」と訳の分からない指示により「真言宗 田尻教会」となったそうである。

 主管者は明治17年生まれで随分前に亡くなられたのであろうが、亡くなられて施設が消滅したのか、いつ閉鎖されたのか良く分からない。
by hirosan_kimura | 2011-08-22 12:59 | 宗教 | Comments(0)