素人が調べたもので誤りも多々在ろうかと思いますが、気のついた点はご指摘を頂き、古い資料や写真等があればご一報いただければ幸いです。


by hirosan_kimura

№390 鼓ケ浜の海岸

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 この図は明治の終わりごろから昭和の初めごろの、鼓ケ浜海岸の図である。詳しい年代は分からない。

 線路脇の四角に斜線は民家であるが、二軒の家があったことが記されている。

 海岸沿いのピンク色は明治12年に開通した旧国道。鉄道は明治30年に開通した山陽鉄道(今のJR)であるが、この軌道の位置は現在とほぼ同じ場所である。

 この図を見ると海に突き出た山の一部を削り取り、旧国道・鉄道線路を敷設した様子がよく分かる。

 その後海を埋立て、旧国道を拡幅しその沖側に広電宮島線が新設されている。

 その際海に突出た岬も削られ、昭和40年代には岬の一部が残されていたが、岬の左側の海面を埋立て住宅団地にした際、僅かに残された岬も削り取られてしまった。岬の一部でも残されていたならと残念でたまらない。

 図の岬右側の灰色の部分は、旧国道造成の際に山を削った残土で海面を埋立てたのかも分からない。昭和20年代の初めごろまでNHKの保養所が建っていたが、その施設はその後料亭のようなものとなり、いつの間にかこの施設も無くなった。

 この場所は今では住宅地の一部となり、競艇選手の宿泊施設も建てられている。

 黄色い部分は砂浜とも陸地とも区別の付かない土地であったが、現在では廿日市高校の艇庫が建てられているが、その建物の前の海辺で僅かに当時の面影が残されている。

 前面に宮島を望み、自然溢れたこの地も鉄道から奥側は山を削り谷が埋立てられ住宅地となった。

 海側は左側海面が埋立てられ住宅地と成り、右側海面は競艇場となり開催日にはモーターの轟音が鳴り響いている。

 海面に臨むのは、中央部分が僅かに残されているのみである。 
by hirosan_kimura | 2011-06-07 12:47 | 地形 | Comments(0)