№384 昔の遊び「兵隊ごっこ」
2011年 04月 19日
この写真は鰆浜の子ども達が「兵隊ごっこ」をしている写真である。
写真の裏には昭和の初期ときにゅうしてあるので、今から約80年くらい昔のものである。
場所ははっきりしないが、恐らく鰆浜部落と鉄道線路との間の小山の頂上付近であろう。
この頃では子どもの数も少なく、室内で遊ぶのが主流で外で子ども達がかけりまわって遊ぶのを見る機会はめっきり少なくなったが、一昔前までは室内で遊ぶのは雨の日くらい。暑くても寒くても阿品の子ども達は野山をかけりまわり遊んでいた。
たまに遊んでいても同年代の子ども達同士で遊ぶのがほとんどであるが、昔は小さな子どもから大きな子どもまで一緒になって遊んでいた。
おもちゃも店で高価な物を買って貰うのが普通であるが、昔は自然の物を利用して子ども達で手作りをしていた。写真では鉄砲らしきものを何人かが肩に担いでいるが、恐らく木切れを利用して自分たちで作ったものであろう。
昭和の初期のみで昭和何年かは分からないが、満州事変の起こる前後で子ども達は勇ましい兵隊三さに憧れ、戦争ごっこに明け暮れていたのであろう。