№180 泳ぐ時の注意
2009年 07月 22日
№179は「鰆浜部落こども会」の夏休み中の注意である。今回は同じ頃の地御前小学校よりの注意である。当時は阿品の子ども達は地御前小学校に通学していた。
その頃は学校にプールなどなく、小さな子ども達も上級生と一緒になって海で泳いでいた。水泳は手取り足取り教えて貰うこともなかったが、上級生の泳ぐのをみて自然と泳ぎ方を覚えた。
すいえいをするときのちゅうい(小学校より)
一 およいでよいところ ちきゅうかんのおき [地御前神社前の海岸]
おあがりばのおき [阿品の海岸]
みやうちがわのおき(中学生より上の人といく)
[地御前村と宮内村の境界]
二 およいでよい日 てんきのよい日
なみのすくない日
からだのぐわいのよいとき
三 およいでいけない日 雨の日
かぜのつよい日
なみのたかい日
ねつのあるとき げりをするとき かぜをひいたと
き
四 およぎにいくとき
1 お母さんか、お父さんの、おゆるしをうけて、家を出る
2 四・五人が、いっしょにいきましょう
3 かるい体そうをして、あたまをぬらしてゆっくり水のなかにはいります
4 口びるが、むらさきになるまでおよがない
5 体がたいぎくなったら、じきにおかにあがります
6 おぼれるまねはしないこと
7 人の足をひっぱったりして、おぼらさないこと
8 かえるときは、きた人がみんないるかよくみること
9 おかにあがったら、体をよくふくこと
10 きかえたら、さっさと家にかえること
11 家にかえったら、おうちの人に「かえりました」とはっきりいいます
五 ちゅういすること
1 一日に一時間よりおおくおよいではいけない
2 人のおぼれるのをみたら、じきにちかくにいる人に「おぼれている」とし
らせること
一日に一時間以上泳がないとあるが、一回に一時間以上泳がないの間違いかも知れない。一時間泳いだら水から出て、ひと休みしたり冷えた体を温めてまた泳ぎましょうということだったかも知れない。
一度泳ぎに行くと夢中で遊び、ご飯の時間になるまで泳いでいた。時には朝泳ぎに行き、昼ごはんを食べてもう一度泳ぎに行くこともあった。
時には、午前中も泳ぎに行き午後にまた泳ぎに行くこともあった。
今日の文章を読んでいて、おもいだした小学校の思いで。山と山にかこまれた山奥で育った小学校時代、もちろんプールなどなく泳ぐのは川の少し広く深くなっている決まった場所。川の水は真夏でも冷たくてすぐからだが冷えてしまうのに、言うことを聞かずあそんだんでしょうね。高熱をだして肺炎になってしまい、その夏休み中泳ぐことはもちろん外でも遊ぶこともできず
みんなが連れ立って泳ぎに家の前を通っていくのを縁側から見送ったのを思い出しました。
その家もいまはなくなってしまいましたが、母にも心配かけたんでしょうね懐かしいおもいでです。