素人が調べたもので誤りも多々在ろうかと思いますが、気のついた点はご指摘を頂き、古い資料や写真等があればご一報いただければ幸いです。


by hirosan_kimura

№174 岩鏡神社(4) 夏の例祭

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 阿品の氏神様「岩鏡神社」の夏の例祭は旧暦の6月9日であったが、現在は7月第二日曜日に変更されている。

 今年は7月12日の昨日、朝7時30分より行われた。

 祭りの準備や当日の世話は、順番に廻って来る「とうや」と呼ばれる人により行われた。「とうや」とはどんな漢字を当てはめるのであろう。

 又、例祭に先駆けて老人クラブの方が、神社周辺の清掃を行われたと言うことである。

 例祭は拝殿に30名くらい、その他当番の人を含めて40名くらい参列しておられた。

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 まず神主の祝詞奏上に始まり、神主・神社総代・主な氏子の人に続き、一般参列者の玉串奉納が行われた。

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 その後巫女さん二人により舞の奉納が行われた。

 この巫女さんは専門の職業とする人でなく、一人は高校在学生であった。必要な時だけ巫女の役を引き受けられるらしいが、神主はこの人を「舞姫」と呼んでおられた。

 舞は「浦安」と言う題目であったが、この踊りには「鈴舞」と「扇舞」があり、当日は扇を持って踊る「扇舞」であった。

 例祭の神事は全部で40分程度で終ったが、その後「直会(なおらい)」があり散会となった。

 歴史のある岩鏡神社の例祭も、熱心な氏子の人も高齢となられ参列できなくなり、若い者は古いしきたりに関心が無く、参列者も年々少なくなっているそうである。

 昔から伝わる風習やしきたりがいつまでも残り、後世に伝えられることも大切なことであろう。

 岩鏡神社については、№70・71.72で紹介している。
by hirosan_kimura | 2009-07-13 04:51 | 神社 | Comments(0)