№167 海岸の変貌
2009年 06月 30日
上の写真は知らない人が見れば宮島の裏の海岸か、何処か田舎の海岸風景に見えるであろう。
この写真は昭和三十年代の阿品三丁目西側附近の海岸である。宮島競艇場の少し広島寄りの場所である。
全く同じ位置からの撮影は難しいが、下の写真はほぼ同じ場所の現在の様子で有る。
国道の沖側には半島のように島が残っており、麓には砂浜も有り海水浴も楽しめた。ほんの少し前までは阿品の海岸も「白砂青松」の美しい風景が残っていたのである。
鼓ケ浜団地を造成するため島は削られ、海は埋め立てられ今では見る影もない。
先の二枚の写真は海岸に近い方の写真であるが、この二枚は広電・国道側の写真である。
撮影位置は若干異なるが、同じ場所を写した写真である。建物はNHKの保養所であったが、後に魚料理専門の料亭のような施設に変わっていた。それもいつの間にか無くなった。
鼓ケ浜の海岸から競艇場方面を臨んだ写真である。余り風景が変わっていないようにも見えるが、宮島口附近に高層の建物が増えている。