№145 自然のおやつ 2
2009年 05月 18日
昔の子ども達は野山の植物を良く食べていた。
山に遊びに行ったとき、喉が乾いても水などは無い。そんな時は「すいば」の木を見つけて葉っぱを咬んでいた。酸っぱいだけで美味しいものではないが、喉を潤すのに少しは役立った。
昔は山に入ればそこらじゅうで目に付いたが、いざ探すと中々見つからないものである。
この写真は先日、武田山に登った時、友人が見つけて写してくれたものである。
「すいば」は大きな木にはならない。大きくなっても写真より一回り大きくなる程度である。
「すいば」とは阿品で子ども達が勝手に呼んでいたもので、「酸っぱい葉っぱ」とでも言う意味であろう。
別名「きづ」とも呼んでいた。
正式な木の名称を探してみるが、中々分からない。
今の子ども達にこの葉っぱを食べさせても、一口咬んで吐き出すであろう。
追記
このブログを見たある方から、「すいば」とは「ぎしぎし」のことで、この木は「すいば」では無いと言うご指摘を頂いた。他の人に聞くと「すいば」と言っていたと言う人もある。いずれにしても勝手に呼んでいた名称であろうが、いずれが正しい呼び方なのであろうか。