№128 今では見れない家屋
2009年 04月 21日
珍しい写真が手に入った。阿品以外の人にとっては何の感慨も無いであろうが、この家を見たことのある人にとっては懐かしいかも知れない。
この家屋は鰆浜にあったが、数年前に取り壊されて跡形も無い。何時ごろ建てられたのかは分からないが、昭和の初めではなかろうか。
ハワイから帰られた人が建てられたそうであるが、左側に写っている人がこの家を建てられたらしい。下の写真はその人の葬儀の写真である。上の写真と同一家屋である。
この葬儀は昭和16年8月26日であったが、右側の倉庫も二階建てに建て替えられている。家の前の石垣も変わっている。
特に周辺の山の樹木も大きく成長しており、周辺の様子もかなり変わっている。上と下の写真とではかなり年代が経過しているのではなかろうか。
一枚の写真でも、古い時代のことが、色々と偲ばれるものである。阿品の家々にも貴重な写真がたくさん眠っているのであろう。